大手企業のエンジニアは企業のブランドを背負っており、取引先からは企業の一員として扱われます。周りから丁重な扱いを受け、仕事も途切れないとなれば自分の実力だと過信してしまうかもしれませんが、いざフリーランスとして独立したら周りの反応が一転したという話はよくあります。サラリーマン時代の取引先に営業をかけても相手にしてもらえない、仕事がなくて収入がゼロになった、という話は決してめずらしくありません。フリーランスに転身したエンジニアやプログラマが、自信を失ってしまうケースは多々あります。
自信をつけるためには収入を上げることが手っ取り早く、そのために実績を増やしていく必要があります。
最初の1年くらいは単価が安くてもよいので、ひたすら仕事を受注してみましょう。実績は相手方から見れば信用となるので、実績が増えるほど仕事の依頼も多くなる傾向があります。問題なく生活できる程度の収入を得られるようになったら、今後は高単価案件を狙ってみましょう。
仕事を選べる立場になるころには、自然と自信もついているでしょう。自信は一日で構築されるものではなく、少しずつ積み重ねていくものです。
ブログやSNSなどを使用して、得意分野や実績を発信していく方法も役立ちます。
仕事を獲得するためのコツは、プロフィールを充実させることです。自分というキャラを相手に知ってもらうことが、親近感を抱いてもらう近道です。起業の看板を背負わないフリーエンジニアだからこそ、自分の個を発信していく必要があります。